小さき勇者!(パート2)!!
(嘆き悲しむラシェル!いざ新たな旅へ!!)
昔、ラシェルの父がアンデリアと言う国を救う為に恐ろしい悪意と戦っていた。。
そして、戦いの日々は終わってそこで生まれたのがアンデリアのプリンセスラシェル。。
しかし!?終わっていた戦いは単なる始まりに過ぎなかった。。奴らは生きていたのだ。:奴らによってアンデリアと言う国は滅ぼされてしまったのです。。その場で今、眠りからラシェルは目覚めようとしている。。
物語のスタート!!
「ファ〜」「よく寝たわ。。」ラシェルが言いました。。目が覚めたようです!
しかし!?目が覚めたラシェルの周りは
たくさんの死体があり偉大なる兄の死体も。。「何〜コレ?」「お兄ちゃん。。」
「ママ。。」「ググ〜死んでる。。」
「誰が、こんな酷いことを。。」
「ググ〜誰がやったのよ!!!」
ラシェルの目から涙が溢れます。。
眠りから覚めたラシェルだったが家族と
アンデリアと言う国を失ってしまったのです。。ラシェルは決めたのです。。
もう、アンデリアと言う国には住めないので
旅に出る事にしたのです。。
そしたら彼女のアンデリアを滅ぼした奴にも会えるかも知れません。。
「よし。。」ラシェルはすぐに準備をしました。。アンデリアと言う国は滅びましたが
ラシェルが使う道具や飲み物やお菓子は
無事だったのでそれを全部バックに入れて
いよいよ出発です。。
長い旅の始まりです。。「さようなら。。」
「アンデリア。。」ラシェルは自分の国にお別れを言いました。。自分の家族もちゃんと
土の中に埋めてあげました。。
アンデリアを離れたラシェルだったが
これからどこに行けば良いのでしょうか!?
とにかく歩くしかないと思いラシェルは休まずに歩き続けます。。「ハァ〜〜」「ハァ〜〜」「暑いわねぇ〜」かなり遠くまで来たラシェルは水分補給をしました。。
「ファ〜〜」「惜しいわ。。」ラシェルは
水分補給が終わって飲み物をしまったラシェル。。「よっしゃ行くか。。」ラシェルはまた歩き始めます。。その時!一人の男の声が聞こえたのです。。「えっ〜」それは色んなところを巡りながら旅をしているヒビキと言う男です。。「何よ、アンタ?」ラシェルが言いました。。ヒビキは岩のてっぺんに
居て下にありました。。「オレはヒビキ。。」「一人で色んな景色や国を回って旅をしている。。「へぇ〜」「それなら私、この先何があるか知らないから一緒に。。」
「言っておく。。」「この先はオマエのようなレディーガールが行って良い場所じゃない。。」「死ぬぞ。。」「えっ〜〜!?」
「フッン、震えてるじゃないか。。」
「そんなんで良くここまで来たのもだぁ。。」「そこは認めるよ。。」「だが。。」「ここらはもう行くな。。」
「回れ後ろで家に帰れ。。」「何にも知らないくせに余計な事を言わないで!!」
「ん。。。」「何かあったのか?」ヒビキの質問にラシェルは「私、家族と住む場所を失ったの。。」「何?」「だから私の居場所なんて。。」「何処にもないの。。」
ラシェルは泣きそうです。。「私、もうどうすれば良いのか。。」「分からないよ!!」
ラシェルは泣いてしまいました。。
「オマエが泣いても何かが変わる訳でもない
。。」「オマエがそこまで言うんなら。。」
「オマエの居場所、見つかるまでオレがそばに居てやるよ。。」「えっ〜」「ホント。。」「あぁ。。」「だが!?」「もし危なくなったら自分の身はしっかり自分で守れ。。」「オレは助けないからな。。」
「ただ側にいてあげるだけだ。。」
「そんな〜」「人に頼ってばかりでは強くなれないからな。。」「覚えておけ。。」
ヒビキの言葉が冷たいのでラシェルはこんな男がそばに居たらヤダと思ってしまいました。。けど、側にいてくれるだけでも嬉しいと微笑むのでした。。
隠してヒビキが仲間になって二人で旅をする事に。。二人は谷を越え山を越えて行きました。。「よし、少し休憩にするか。。」
ヒビキが言いました。。ラシェルは頷きます。。「オマエはここに座って待ってろ。。」「オレはちょっと。。」ヒビキは
少しラシェルから離れて何処かへ行ってしまいました。。ラシェルはきっとまた戻って来ると信じて待っていました。。
優雅に空を飛んでいる鳥を見つめるラシェル。。「あっ!」「鳥。。」「何処へ行くんだろう?」「アタシもあんな風に空を飛んでみたいわ。。」ラシェルは静かに目を閉じました。。その時前から一人の女の子が歩いて来ました。。「あの。。。」「えっ〜」ラシェルは目を開けました。。「アナタはたしかプリンセスの。。」「その呼び方はやめて。。」「ゴメンなさい。。」「あの。。」
「私、通りすがりの旅のものです。。」
「そう。。」「それで私に何の用?」
「私、どうしても怖くて渡れない場所が
あって。。」「だから一緒に渡ってくれないかと。。」「私が。。」「アナタが渡れない所を一緒に?」「ハイ。。」「まぁ。。」
「別に良いけど。。」「ありがとう。。」
「そうだまだ名前聞いてなかったわ。。」
「私はラシェルよ。。」「ラシェル、良い名前ねぇ。。」「そう?」「そうでよ。。」
「では後の話は歩きながら。。」「では私に
つて来てください。。」「うん。。」
ラシェルは後ろを気にします。。
「どうしました?」「あっ!」「何でもないわ。。」「そうですか。。」「では私に付いてきて下さい。。」ラシェルは通りすがりの女の子とどうしても渡れない場所にラシェルを連れて行きました。。暫くするとヒビキが戻って来たのです。。「ん。。。」「ラシェルの奴。。」「何処に行ったんだぁ?」
「さぁ。。」「付いたわよ。。」「えっ〜と。。」「ここは?」ラシェルが連れてこられた場所は壊れかけている梯子です。。
梯子の下は川のようです。。落ちたらひとたまりもありません。。「コレを渡るの?」
ラシェルが言いました。。「そうよ。。」
「そう言えば。。」「渡る前に教えてくれる?」「何を?」「ラシェルって名前は誰が付けてくれたの?」「お母さんよ。。」
「そう。。」「そのお母さんは今、何処に?」「えっ〜?」「言いたくないわ。。」
「まさか、死んだのでは。。」「ググ〜」
「あっゴメンなさい。。」「怒らせるつもりは。。」「別に。。」「もう慣れたわ。。」
けど、強気のラシェルだがもう泣きそうです。。そこで通りすがりの女の子は言いました。。「良いことを教えてあげる。。」
「この梯子を渡ればアナタの家族に会えるわよ。。」「本当に?」「えぇ。。」「信じて良いの?」「えぇ。。」「じゃあ。。」
「行くわ。。」ラシェルは顔を吹きます。。
「じゃあ、ラシェルが先頭ねぇ。。」
「分かったわ。。」ラシェルはさっきの
女の子の梯子を渡れば家族に会える事が嬉しくて。。ワクワクしながらボロボロの梯子を素早く渡って行きます。。その瞬間!!
(バキバキバキ!!)梯子に穴が空いてラシェルが落ちてしまいました。。「イッヤー!!!!」(ドッボーン!!!)ラシェルは
小さい頃から泳げなかったのです!
川やプール湖。。「ゲッボ〜ガッハ〜〜」
「助け〜うっ〜てー!!!」ラシェルは溺れています!女の子は溺れているラシェルを見て言いました。。「ウッフフ。。」「バカな子。。」「すっかり騙されるなんて。。」
通りすがりの女の子は本当はボロボロの梯子
を渡れたのです。。しかし、ウッソをついて
ラシェルに渡らせたのです。。全てはラシェルを殺そうと思っていたようです。。
「ウッフフ、これで会えるわよ。。」
「家族に。。」「あの世でねぇ。。」
「ハハハハー!!!!」女の子はそのまま梯子を渡って何処かへ行ってしまいました。。
「ちょ〜待ち〜ゲッホ〜〜」「うっあっ〜〜!!!」ラシェルは水の量で沈んで
しまいました。。「うっ〜苦しい。。」
「助けて、ヒビキ。。」ラシェルの心の声です!「ん。。。」「ラシェル。。」「まさか!?」ラシェルの心の声がヒビキに届いたのかヒビキは自分の予想でラシェルがいる場所に急ぎます!!「死ぬなよ。。」「ラシェル。。」(ブクブクブク!!)「苦しい。。」
「うっ〜〜」ラシェルはとうとう意識を失って行きます。。旅の通りすがりの悪い女に
よって溺れて死にそうになっているラシェル!!果たして。。ラシェルは本当に死んでしまうのだろうか!?
気付いたヒビキはラシェルを助ける事が出来るのか!?
自分の死ぬ運命は誰にも止められない。。
(to be continued )
「苦しい。。」「誰か。。」
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